ポーカーが強い人になるための条件”アジャスト”について

アジャストについて 中級者戦略

ポーカーが強い人とはどのような人でしょうか、

GTO通りにプレイできる人でしょうか?

他人のブラフをよく見破る人のことでしょうか?

両者は間違いなくポーカーが上手い人だと思いますが、今回は私が「この人ポーカー強いなぁ」と思う条件

にほんばれの時にほのおポケモンを出せる人

の説明をさせてもらいます。

にほんばれの時にほのおポケモンを出せる人

ポケモンで例えましたが、にほんばれはほのおポケモンの攻撃力(威力)が1.5倍、水タイプの攻撃力(威力)が50%にすることができるポケモンのわざの名称です

ポケモンでは、相手に攻撃したり、デバフをかけるだけでなく、自分の戦いやすいフィールドにするわざがあるんです。
当然ですが、にほんばれの時は場にほのおポケモンを出した方が戦いを有利に進められますし、水ポケモンは出し続けることは不利になってしまいます。

今回の例え、これはにほんばれでも、あまごいでも、すなあらしでも、ゆきげしきでもなんでも良いのですがこれをポーカーに置き換えると

現環境の有利不利を考えて、プレイを変化させることができる

このスキルを身につけている人はポーカーが強い人である、と定義づけしています。

アジャストができているか

さきほどのポケモンの例だと、そのフィールド状況はゲーム側から明言されるので、プレイヤーの全員がそのフィールド特性を理解して、対応していくことになります(ゴリ押しする場合もありますが)

これがポーカーになると、フィールド状況は誰も教えてはくれませんから、自分で観察して考え、環境に適合させていく必要があります。
これをアジャストといいます。ですので、このタイトルでもある

ポーカーが強い人になるためには

という問いにはこのアジャストが上手くできるか、ということが答えになります。

現環境を言語化できているか

ではアジャストはどうやるのか、という話になります。

アジャスト自体はプレイの一種になりますがそのプレイの前には

観察→検証

の過程が必要になります。
相手やフィールド状況を観察して、頭の中でこの状況で1番利益的になるプレイを考えて、それを行動に移す必要があります。

ですので、目の前のテーブルの環境をしっかり言語化することができるのか
このスキルを身につけるところからのスタートになります。ライブポーカーであればテーブル状況になりますし、オンラインでのzoomやR&C、フラッシュなどのファストフォールド有のゲームであれば、相手へのマークとそのステークスでのプレイヤーの特性がしっかりと言語化できるか、この能力が必要になります。

  • リンプ、オーバーリンプ
  • ポットオーバーにオーバーフォールド
  • マージナルなハンドでコール過多
  • スチールできる(BBでアクションを待たずにファストフォールドする)

このような特徴をきちんと把握して、その対策を考えた上でのプレイが必要になります。

リンプ、オーバーリンプ

とりあえず、参加したい彼らは、私たちが想定するレンジ外から参加してくるのでついてきた場合は注意が必要です。

搾取としてはプリフロップになりますので、プリフロップレンジをアーリーポジションではプリフロップは硬めに、BBからはヘッズの場合は広く参加して、フロップ以降でCBを行うことが一般的には利益となります。

ポットオーバーにオーバーフォールド

マイクロステークスではこの傾向が強いです。

ナッツ級のハンド群でしかついてこないことが多く、ポットオッズとハンドのエクイティの計算があまり上手くできない人が対象となります。

しかし、そもそもマージナルハンドを降りられない人もこのステークスには存在し、この場合はキャッチ傾向になるので、マークやコメントでナッツ級でないときのキャッチの有無は残さなければなりません。

マージナルなハンドでのキャッチ過多

オーバーフォールドとは逆に、キャッチ過多になるケースもプレイヤーによっては存在します。

キャッチがAhiなどのブラフキャッチだったのか、マージナルハンドでのキャッチだったのかは記録が必要で、このプレイヤーにはナッツ級だけでなく、バリューターゲットをやや広くベットを行って搾取を行います。

どちらかといえばハンドレンジが定まっていない人が多いので誤爆はある程度覚悟してベットを行う覚悟が必要です。

スチールできる

通常のスチールに関してはこちらの記事をご覧ください。

今回考えるのはオンラインでのポーカーの仕様上、ファストフォールドがBBからできてしまうことから
そのようなプレイヤーがBBにいるときはSBやBTNでのレンジを広げることを考えます。
こちらもマークをつけれるのであれば(他の弱点が優先ですが)つけていきましょう。

余談ですが、ターンリバーでの弱点は優先的にマークを付け、まだそのような弱点を見つけることができないプレイヤーにはBBスチールの可否やnot100BB(自動リバイしない)などのマーク優先は低くなりますが、私はマークしております。

まとめ

本記事では”強い人”になるために、「現在の状況を理解し、それに対応していく」
こちらを解説させていただきました。
もちろん強い人になるだけでなく、ポーカーがうまくなるためにGTOなどの理論
への理解も本記事の内容以上に重要になります。

今後とも本ブログで理論の記事も共有していきますので他の記事もよろしくお願いします。

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