ポーカーのSB,BBハンドレンジまとめ

SB,BBのスターティングハンド 初心者戦略

第3回の今回はSBとBBについて、レンジ表を見ていこうと思います。

前回記事はこちら

今回でポジションは一通りおさらいした形になります。今回のSB,BBと次回に4ベット,5ベットについて見て行ってプリフロの流れをマスターしていければと思います。

今回も、3mpcが2022年に発表されたレンジ表を参考に解説していきます。

SBオープンレンジ表

まずはレンジ表です

3mpcSBoprenge

だいたいレンジの60%で参加しています。
スーツであればT以上を持っていたら2以外は参加します。
オフスートのAも2以外では参加しますが、「K6o」や「J6o」はしっかりと
フォールドできるように意識づけましょう。

私もSBからA2oやK6oで参加してしまうことがあります。
日々レンジ表を見比べて何も考えずにフォールドできるよう反復が必要です。

こちらのレンジ表ではSBでのコールを採用しています。
プリフロップでは原則、レイズorフォールドになりますが

  • BTNでのコール
  • SBまで誰もしていない時の1BBコール

この2点は正しいプレイになることがある、と覚えていただければと思います。

しかし、SBでのコール(リンプ)は今後のアクションが複雑となり
SBからなぜリンプすることが利益的か
これを正しく言語化できていないとフロップ以降のアクションで大きなミスをしてしまう
可能性があるため、最初のうちはレイズorフォールドでレンジを組み立てた方が
総合的には利益の損失になりにくいです。

トーナメントで残り20BBほどで、QQ +などのプレミアハンドであれば容易にオールインに持っていけるためEVロスしにくく、プレイも
・プリフロップBBレイズ→オールイン
・フロップCB→ターンダブルバレルオールイン
・フロップCB→BBオールイン→オールインコール
・フロップBBドンク→オールインorフォールド

くらいに絞られるので

最初はトーナメントでスタックがやや少なくなったシチュエーションでSBリンプを活用してみてはいかがでしょうか

SB3ベットレンジ表

次にSBの3ベットレンジを見ていきます。

まず、留意点としてはSBの3ベットは3倍以上ではなく、4倍以上で行ってください(チップ量で変化します。このレンジ表では2.5BBのオープンに対して11BBで返しています)

理由としては、ポジションがなくフロップ以降不利なるシチュエーションが多いからです。

もう少しかみ砕くと、ポジションがなく不利にもかかわらずレイズを行い強さを主張しています。
そうするとSB(BB)側のハンドレンジは強いところが残り、ベット側もそれをコールする側も
レンジ全体が狭くなります。
その狭いレンジでは3倍レイズではオッズが釣り合わないため4倍レイズとなります。
一般的に言われる、広く安く打つ、狭く高く打つの理屈と同様であると覚えてください。

3ベットレンジ自体もバリューでの3ベットハンドの下限を少し狭めて
COvsLJでは3betとして存在したKQoやAJo、55などはフォールドします。

引き続きA5sや54sは頻度で3ベットを行いますが、こちらはブラフでの3ベットとなり、少しでもエクイティの実現しやすいブラフハンドを残します。

中間の強さは他のポジションに比べ少なくなる傾向でSBの3ベットレンジはポラライズされていることが一般的です。

BBレンジ表

続いてBBのレンジ表になります。こちらはコールとレイズ両方が記載されています。

こちらもこれまで同様に”誰からのオープンレイズか”によりアクションが異なります。

ご覧の通り、A9oやk9o、J6sのように、UTGやHJからはフォールドだけどBTNやSBからはコール、のようなハンドはしっかりと覚えて対応する必要があります。

すでに1BBを支払っている関係上、多くのハンドでコールでの参加が可能です。

レイズの際はSB同様にレイズ額も4倍のチップを払います。

こちらも使いこなすにはかなりの暗記が必要ですのでゼロスレンジても見てみましょう

こちらも流石に記載事項が多くて少し見にくいので、今回はもう一つ簡単なレンジ表に改変させてもらいました。

ゼロスレンジのピュア戦略にしたものになります。BBでの対応がわからないので簡易的に覚えるためのレンジ表になります。こちらをまず理解して、ゼロスレンジや3mpcレンジへ深化させていってください。

まとめ

今回はSBとBBのオープンレンジを確認していきました。

SB,BBのコールレンジはとても複雑で、正確に覚えようとするとかなりの時間が必要です。

例えばUTGからのレイズにA7oで3betを返すと大きな損失ではありますが
AToの頻度が少し違ってもEVは大きく落とさないので
最初はおおまかなハンドレンジを覚えて、フロップ以降の考え方を学んだ方がより学習効率は良い
ものになると思います。

今回でポジション別のオープン、3betに関してのプリフロップアクションは一旦まとめた形になります。
次回は4ベット、5ベットについてまとめて、プリフロップアクションの項目はまとめきろうと思います。

ご覧いただきありがとうございました。

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