近年のポーカーブームは日本でも気軽にアプリからポーカーを始められることにより起こりました。
同時に実際にリアルにポーカーをプレイしたことはないけれどゲームでやったことはあるよ、
というプレイヤーの方も増えてきたと思います。
今回はそんなプレイヤーの方のため、リアルとオンラインの違いについて記事にしました。
初めてライブポーカーをする人にぜひ見ていただきたい内容となります。
国内だけでなく国外でのルールにも触れていますので是非ご覧ください。
“ライブポーカー”と”ポーカーゲーム”の違い
まず、一番の違いはコミュニケーションだと思います。
目の前に一緒にポーカーをしている人がいる、当然ですがオンラインとライブの1番の違いとなります。
そしてその相手とコミュニケーションが必要となります。
日本はどちらかというと競技性が高く、テーブル間のおしゃべりが少ないイメージで
海外だとどのレートであっても「楽しくポーカーをする」という印象です。
ローレートやミドルレートだとそもそも楽しむためにポーカーをする人がおり
どのレートでも自分より弱い人に楽しんでもらって長くポーカーを続けてもらう
そのためにはコミュニケーションをしっかりとって自分に利益的になるようプレイをしているようです
もう1点はオンラインとライブの機械的な違いとなります。
もちろん、ライブポーカーもオンラインポーカーも同じポーカーですので
ルールについて違いはありません。
ライブだからといってリバーの後で一枚新たにボードが増えることはありませんし、手札が3枚になることもありません。しかし、ゲームやオンラインはあるゆる所で便利に自動化されています。
自動化されているがゆえに見落としがちな部分をまとめましたので読んでいただければと思います。
ポットにいくら入ってるかわからない
当然ですがオンラインと違って今、ポットにいくら入っているのか数値ではわかりません。
ボードの横にあるチップはもちろん、触ることが出来ません。
ざっと目視でチップを判断しようにもターン以降はチップの量も多くなってくるので
ボード横のチップを目視で数えるのは不可能になってきます。
そんな状態ではターンやリバーでコールできるかポットオッズを計算しようにも額がわからないので
プリフロップから「プリフロップのベットいくらだったっけ…」と思い出さなくてはいけなく
プレイヤーが長考しているように見えて実はポットを数えている、ということも多々あります。
慣れないとこの辺りはスムースに計算できないので、いきなりカジノで初ライブポーカー!
となるよりは国内アミューズでプレイしながらポット計算の練習はした方がいいと思います。
自分が何BB持ってるからわからない
リングゲームであればそこまで混乱することはないのですが
特にトーナメントの中終盤はチップの出入りする額が大きく
ストラクチャーも大きくなっていくので自分がどれくらいのチップを持っていて
何BBあるのかがわかりにくくなります。
自分が何BBもっているのか
これはもちろん重要な項目で、スタックが20BBなのか30BBなのかでアクションは大きく変わります。
この「自分が今何BB持っているのか」を冷静に理解してプレイすることは
正しいプレイをするために大きく影響を与えるため、必ず理解が必要になります。
こちらも
ライブポーカーを通じて自分のスタックを理解する、という経験値を貯める
必要があります
キャッシュゲームであれば自分のスタックは確認できるので見失うことはありませんが
相手のスタックがどれくらいあるのかは目視で判断しなければなりません。
エフェクティブスタックの読み間違いでオールインまで持っていけなかった、
というのは初心者あるあるでほぼ全員が経験するミスとなります。
エクスポーズについて
オンラインではカードが見えてしまうことはありませんが、ライブポーカーでは
プレイヤーがフォールドする際や、ディーラーが配る際にカードが裏返って見えてしまうことがあり
これをエクスポーズと呼びます。
カードが見えた分、アウツやコンボが減るので自分のプレイに少なからず影響を与えます。
HJから66を持っていて、6がエクスポーズされれば、参加したくても出来ません。
このような、特定のカードが開かれることの想定もライブポーカーでは必要になります。
このエクスポーズはされた直後はどのカードか教えてくれますし、聞けばディーラーが答えてくれます
が、次のラウンド(exプリフロップ→フロップ)に進めば
公平性の観点から教えてくれなくなります。
慣れていないと数字は覚えてるけど、クローバーだったっけ?スペードだったっけ?
のような、うっかりで相手よりも不利な戦いをしなければいけない可能性があります。
反則について
ライブにファストフォールドボタンはありません。
前の人よりも先にプレイしてしまうことはアウトオブターンと呼ばれる小さな反則となります。
アウトオブターンでの反則でどのようなペナルティがあるかはハウスルールによりますが、
前の人よりさきにフォールドしてしまった
→自分はフォールド。次のプレイは一回休み
前の人より先にベットしてしまった
→前の人がコールorフォールドならベットは有効。次のプレイは一回休み
このような形となります。
場合によっては悪質と判定され、重い処分が下されることもありますが、初心者はやってしがちな小さなミスとなるので、気負いせず、迷惑をかけてしまったプレイヤーには謝りましょう。
ベットと発声
ベットにもルールがあります。特に日本人は英語の発声が苦手な人が私を含め大半だと思います。余計なトラブルにならないためにも正しいルールを理解しましょう。
- 無言で1000点チップを1枚ベット→コール
- 無言で500点チップを2枚ベット→ベット1000点
- 800と発声して1000点チップを1枚ベット→ベット800点
- コールと発声して1000点チップを1枚ベット→コール
- バウンティチップを1枚ベット→※オールイン
- 800と発声して500点チップを1枚ベット→ベット800点
大体の例をあげるとこのような形になります。
まとめると
以上になります。
また、バウンティチップを一枚投げた場合はオールインと同等な扱いですが、国内アミューズによっては伝わらないことがありますので、その際でもオールイン、の発声は行った方が無難です(1敗)
他にも、フォールドとコールは発声が似ているので、フォールドをそもそも発声しないか、ダウンと発声することでトラブルの回避が出来ます
オンラインにはない魅力も
オンラインにない魅力も存在します。
一番私が体感している所はマネープレッシャーになります。
目の前にチップがあり面と向かってプレイをしていると、バリューであれ、ブラフであれ
アドレナリンの放出はライブポーカーのほうが高いです。
特にポットを獲得してチップを整理しているときは解放感からか手がいまだに震えます。
これは海外でのキャッシュゲームや協賛賞金のある国内大会だけでなくお金がかかってないアミューズでも私の場合は同様でした。
やはり雰囲気や実際に面しているリアルにより、ポーカーの魅力がより増していると感じます。
また、テーブル間のコミュニケーションもライブポーカーのほうがよりやり取りがあります。
麻雀をイメージしていただけるとわかりやすいのですが、それほど多く話すわけではありませんが
前のプレーだったり、雑談をしながらポーカーできるのは魅力に感じます。
海外カジノのローレートではポーカーをギャンブルととらえるのではなくゲームとして楽しむ人が
多く、滞在国や自国のこと、ポーカーのことを雑談しながらポーカーを楽しめました。
ポーカーという共通のルールを用いて、現地の言葉は解らないながらも相手が何を考えているのか、
アクションやベット額を通して会話できるのはポーカーの魅力だと感じます。
まとめ
今回の記事ではオンラインとライブの違う点を私の観点からですがまとめさせていただきました。
海外のライブキャッシュはポーカーをプレイする人からするとやはり憧れではありますが
いきなりだと様々な違いからいつも通りのプレイができません。国内のアミューズメントで
何度か実践を経験してから、プレイすることをお勧めします。
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