ポーカーというと皆さんはどのようなゲームを想像するでしょうか?
このブログに辿り着いた方は手札が2枚、コミュニティボードに5枚で遊ぶノーリミットテキサスホールデムが一番初めに思い浮かぶのではないでしょうか
一昔前に日本で一般的に”ポーカー”として認識されていた種目は5枚の手札を1枚だけチェンジできる5カードシングルドローポーカーでした。
ポーカーと一言で表しても様々なルールが存在し、今日も新しいポーカーが生まれています。
今回はノーリミットテキサスホールデム以外の様々なポーカーの基本的な内容をまとめてみました。
私もあまりミックスゲームをプレイしないのですが、今回の記事を機におさらいできたらと思います。
H.O.R.S.E.
まずは国内大会でもミックスゲームとしてトーナメントが開催されているH.O.R.S.E.についてご説明していきます。
H.O.R.S.E.は5つゲームを順番にプレイしていき、トーナメントを行う総合競技のようなゲームです。
その5つのゲームの頭文字であるH.O.R.S.E.がこの呼び方の語源となります。
テーブル一周や8ハンド、トーナメントだと1レベルといった区切りでゲームを変更していきます。
それではHORSEを一つづつ、おさらいしていきます。
HOLDEM(リミットホールデム)
こちらは知名度の高いホールデムルールとなります。
2枚の手札と5枚のボードによりポーカーを行いますが
ノーリミットではなく、リミットホールデムとなり、規定以上のベットはできません
任天堂のアソビ大全でも採用されたので馴染みのある方は多いかもしれません。
プリフロップフロップ、はBB額まで
ターン以降は2BB額までレイズ可能で役の強さやベット額以外のルールはNLHと変わりありません。
また、派生としてポットリミットホールデムというのも存在します。
字のごとく、こちらはリミット額が2BBではなくPOT額をリミットとしてホールデムを行います。
OMAHAHi-Low(オマハホールデムハイ&ロー)
こちらも知名度の高いホールデム形式のポーカーになります。
基本的なルールはリミットホールデムと同様ですが
手札が4枚になり、必ず手札から2枚、ボードから3枚を使用して役をつくります。
手札から2枚を必ず使わなければならないので、通常のホールデムと勘違いして
フルハウスだと思ったらフルハウスじゃなかった・・・なんてこともありえます。
ゲーム全体としては通常のホールデムより役が完成する可能性が上がり、各プレイヤードローを引いて
役の完成を目指していくプレイになります。
複数のカードを持つことにより、複数のドローの可能性を考慮するなど通常のNHL以上に計算することが多く、ターン以降は頭の中はフル回転でオッズ計算が行われるイメージです。
こちらをハイ&ロー形式(強い手と弱い手を両方作る)で戦います。
RAZZ(セブンカードスタッドロー)
RAZZはセブンカードスタッドドローと呼ばれる
7枚カードが配られその中の5枚で最も小さいカードを持っていた人の勝ち
というルールのポーカーゲームです。
ペアは1ペア、3カードは3カードとして認識されるため、主に1枚しか持っていないカードの5桁の大小で競います。
もちろん、ペア同士でカードをオープンした際はより低いワンペアのほうが有利となります。
ホールデムと違いカードの共有(ボード)はなく7枚すべての自分のカードとなります。
また、最初の2枚はホールデム同様にカードの裏を向けて配られ、3~6枚目が開かれて相手も見れる状態で配られます。
そして7枚目、最後のカードはまた裏の状態で配られます。
こちらも規定額のベットがありベット回数も制限のある(4ベットか5ベットまでが一般的)リミットゲームになります。
SEVENCARDSTAD(セブンカードスタッド・ハイ)
RAZZがセブンカードスタッドローという名称でした。
こちらはセブンカードスタッドハイという名称からもわかる通り、基本的なルールはRAZZと同じです。
ローゲームではなくハイゲームですのでホールデム同様に強いほうが勝ち
というルールになります。
SEVENCARDSTAD8orbetter(セブンカードスタッドエイトオアベター)
はい。Eじゃありません。
ただ、ゲームはエイトオアベターと呼ばれ、HORSEの”E”種目となっています。
スタッド ハイ/ローとも呼ばれ、RAZZとスタッドハイを同時に行うゲームです。
最終的なPOTはハイ(ホールデムの強さと同じ)ロー(RAZZ)と同じで分け合います。
ただ、8orベターといわれる通り、ローは8以下で構成しなくてはいけません。
全員が8以上の場合はハイの人がPOT総取りになります。
他にも
HORSE以外のゲームもご紹介します。
特にHORSEにNLHとPLO、2-7TDを加えたものを8ゲーム
HORSEにNLHとPLO、2-7TD、さらに2-7SDとバドゥーギを加えたものを10ゲーム
と呼ばれ、ミックスゲームのトーナメントなどでよくプレイする種目となります。
5カードドロー
日本で一番有名なポーカーゲームだと思われる5カードドローです。
5枚のカードをチェンジしながら最も強い役を目指します。
ドロー回数に応じてベットラウンドが設けられ、相手をフォールドさせて勝つ、という要素ももちろん含まれます。
日本で流行していた5カードドローはベットの概念がなく、一番強い役を作ったほうが勝ち、というルールであることが一般的です。
2-7TD (2-7トリプルドロー)
5カードドローを3回ドローすることができます。
その中で最も弱くなるようにドローを行う
ルールになります。ストレートもダメなので23457が一番弱い役になります。
また、2-7シングルドローと呼ばれるドローが一度だけの種目も存在します。
トリプルドローはリミットゲームですがシングルドローの場合はノーリミットゲームとなることが一般的です。
6+(ショートデッキ)
ショートデッキは
基本的にはノーリミットホールデムに準拠しますが
2~5のカードを使用せずにゲームを行います。
そのためハンドの価値も変化し、一例としてスターティングハンドではJTsとAKoであればJTsのほうが期待値が高くなります。
弱いところのカードの枚数が減るのでより、三人麻雀のような打ち合い、ドローの引き合いでバチバチとした勝負が楽しめるゲームとなります。
ノーリミットと異なるのはフラッシュのほうがフルハウスよりも強い、という点です。
枚数が少なくフルハウスが確率上フラッシュよりも完成しやすいのでフラッシュのほうが強くなることが一般的ですが、ハウスルールもあるので確認は必要です(1敗)
バドゥーギ
上記のポーカーとは異なり4枚の手札を使い、行います。
4枚の手札がスペード、クローバー、ハート、ダイヤのをそれぞれ1枚づつ持ち、その上でペアがない状態を、バドゥーギといい、そのなかでもより低いカードを持っている人が勝ちとなります。
他のローゲームと同様に4枚を一番大きな数字から4桁で考えるので1s2d3c9hの場合は9321がカードの大きさになります。
ハンドを公開した際、バドゥーギができていなければ3枚(3色)で勝負することになり、その有効な3色で小さい3桁の数字を作った人が勝ちとなります。
バドゥーギは3回ドローすることができ、各ドローの前にベットラウンドがあります。
勿論、ベットで相手をフォールドさせて勝利することも可能です。
まとめ
今回はH.O.R.S.Eや8ゲーム,10ゲームと呼ばれるノーリミットホールデム以外のゲームについて簡単にご紹介いたしました。
今回は多くのゲームをご紹介するためにゲームの内容については簡単な説明にとどまってしまいましたが、今後、もう少し深掘りした内容を独立してご紹介できればと思います。
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