ポーカーを学習していると必ず”EV”という単語を聞くとこがあると思います。
ポーカー以外ではあまりEVという単語を聞く機会がなく(電気自動車で聞くかもですが)
なかなかイメージしずらいポーカーでのEVという言葉の意味とその解説を本ページでは行います。
EVとは
EV(expected value)を日本語に言い換えると期待値と言い換えることができます。
ポーカーのニュアンス含めて現すと
今の状況で獲得できる、確率を加味したチップの見込量
のことを言います。
例えばサイコロで出た目をポイントして貰えるというゲームを行った場合
1/6の確率で1点を、また1/6の確率で2点を…と続けていき、最高得点は6が出た時の6点です。
ですのでサイコロの期待値は(1+2+3+4+5+6)/6である3.5となります。
2回サイコロを振れる場合
3.5を2回繰り返すので期待値は7点になりますが、例えば一回目をすでに振っていて5が出ていた場合は5+3.5で8.5が1回目のサイを振った時点での合計の期待値となります。
ポーカーとEV
先ほどのサイコロの例では出た目が得点となり、必ずプラスになりましたが
仲間同士でやるようなレーキのないポーカーはチップをテーブル上でやりとりするため
メンバー全員のEVをトータルしたら必ず0になるゼロサムゲームとなります。
※ゼロサムゲーム・・・誰かが得した分誰かが損する大枠では期待値が0なゲーム
ただ、カジノなどでライブポーカーをすればレーキが発生し、マイナスサムゲームとなってしまい、実力が拮抗していれば必ずプレイヤー全員が負け、同元のみが勝つような仕組みになっています。
そんな環境の中でも相手がミス(EVが-)なプレイをし、自分がEV+になるプレイを続けていくことで、EVを積み重ねていき長期的な勝利を目指していきます。
ではEVがプラスなプレイとは何なのでしょうか、2024年のポーカー界では”GTO”という概念から
EVがプラスになるプレイを考えて期待値の積み重ねを行っています
EVとGTO
GTOという言葉はご存知でしょうか
Game_Theory_Optimalという言葉の略語で
この解説を行えば1記事では書き足りないので
この概念に沿ってプレイすれば超長期的には
負けることのないよーくらいのものと思ってもらって差し支えありません。
ポーカーにおいてのGTOはサイコロほど単純ではなく、PCを使って何時間(何十時間)もの時間をかけてハンドとボードを計算してアクションに対するEVを計算します。
そしてその計算の結果、最もEV(期待値)があるアクションを行うこと、これがGTOの根幹になります。
いわばGTOとEVは友達のような密接な関係であると言えます。
GTOで計算されたEVがプラスな行為を行いながらEVがマイナスになるプレイをしない
EVがマイナスになるのであればフォールドを選択できるようになる。
これが一つのポーカーの勝ち方になるのは言うまでのありません。
勝ち方の話をしてしまうとこちらも説明しないといけないと思うので少しだけよこみちの話を
勝ち方にはエクスプロイト、という考えも存在します。
GTO道理にプレイしない(一旦、EVがマイナスな選択をする)ことがターンやリバーで
相手の大きなミスを誘い、より自分の利益となるという考え方です。
エクスプロイトとGTOの理解を深めることが現代のポーカーにおいて勝つための手段だと思います。
まとめ
今回はポーカーでよく使われるEVについて解説いたしました。
また、少しですがEVと関係性の高いGTOとエクスプロイトについても軽く触れさせていただきました。
本ブログでは他にもポーカーにまつわる言葉の説明や戦略の記事を更新しております。
例えばEVと混同しやすいエクイティについての用意しております。ぜひご覧ください
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