エクイティ 【ポーカー用語解説】

用語解説

ポーカーを勉強する上でたまにエクイティという単語を聞くとこがあると思います。
ポーカー以外ではあまり聞く機会がなく、馴染みのないエクイティという言葉の意味と
その解説を本ページでは行います。

エクイティとは

エクイティ(Equity)とはその時点でのポットの分配率のことを言います。

ポーカーにおいてはEQとも略されることが多いです。

ざっくりいうと勝率となりますが、正しくは引き分けを考慮したポット分配率となります。

例えば、UTGであるあなたがAhKcを持っていたとして、2.5BBにレイズをします。 SBまでフォールドでBBが10BBに3ベットをしました。

あなたは23.5BBに4ベットしたところBBから5ベットオールインが帰ってきました。

あなたはコールをしてハンドが開かれました。

相手は2s2dを持っていました。

AKvs22

このケースでの勝率と引き分けの確率をエクイラボと呼ばれるツールで計算してみます。

ハンドAhKc2s2d
勝率46.6752.75
引き分け0.290.29
EQ46.9653.04

ボードでストレートやフルハウスなどが完成すると引き分けとなるため
かすかですが引き分けの可能性が両ハンドに均等にあります。
そのため通常の勝率に引き分けがプラスされEQは

EQ    46.96vs53.04

と表されます。

エクイティは直訳では公正・公平と訳され、勝率という意味は本来持っていません。
現在の状況からどちらが勝つかを引き分けを含めて公正・公平に考えている、という意味で使われており、引き分けの可能性もエクイティには計算されるので、勝率とは微妙にニュアンスが異なります。

ヘッズアップではあまり引き分け(チョップ)のシチュエーションは多くなく、勝率とエクイティはほぼ同じものでしたが、3人以上のシチュエーションになると数字に変化が生まれます。

3ウェイ

AhKc vs AdKh vs 2d2s

このケースではAKo同士の対決となっており勝率はAKoが圧倒的に低いですが
AかKが落ちれば引き分けになり2ポケのチップを獲得できる状況です。
このケースでは勝率自体は1~2%と低いですがEQで考えると
AK側も各個人20%は有しているケースとなります。

まとめ

今回はエクイティについて、意味の解説をお伝えしました。

エクイティ(EQ)=勝率としてしまうと微妙に語弊がありますが、
肌間での勝率というのは引き分けの確率も込々で語られることが多いので
EQ=勝率ではない、とライブポーカーなどで語ってしまうと
言葉狩りのようなものになってしまうと思います。
ですので正しくないのは理解したうえで私個人は=勝率の認識で話してもいいのかなと思っています。

ポーカーの学習をしていく中でエクイティと同じく語られることの多いEVについても用語解説の記事を作成しました。

エクイティとEVは初心者のうちは混同しやすい概念になりますので、ぜひこちらもお読みください。

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