プリフロップレンジ4ベット,5ベットの対応

4ベット5ベットのスターティングhandレンジ 初心者戦略

プリフロップをしっかり固めることを目的に3回に渡ってプリフロップレンジの解説をしてきました。

今回は4ベット,5ベットについてポジションごとに解説を行なっていきます。

今回も2022年にアップされた3mpcのレンジ表を元に解説いたします。

前回の記事はこちら

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それではよろしくお願いします。

UTG

適切な3ベットを打つ相手の場合、UTGは最も覚悟を決めて戦う必要があります。

3ベットに対してUTGからの対応

3ベットの際、”誰からのオープンレイズが”が大切と解説しました。その時UTGやHJからもレイズはリスペクトし、より良いハンドか、バランスをとるためのブラフハンドでレイズを推奨しました。

つまり、今相手より放たれた3ベットはブラフハンドはもちろん含まれているものの、とりわけ良いバリューハンドも多く含まれています。

AQoですら中途半端なハンドになってしまい、フォールドも視野に入ることとなります。
一部AQoなどが4ベットに入ってますがこれらは決してバリューではありません。
ブラフとしてAQoを4ベットに回していることに留意ください

AQovsAKoでも30%AQovsKKでも30%超はエクイティが残るのでブラフハンドとして機能を目指します。

HJ

HJも同様にAQoやATsも弱いハンドとしてフォールドします。


また、スーテッドコネクターの多くはコールになります。
UTG,HJでは22~44はピュアコールとなっていますが、そもそもオープンが超低頻度であるため
オープンの状態から相手の3ベットにはコールするつもりで腹をくくってコールになります。

CO

COもHJ同様、スーテッドコネクターはコールレンジに回ります。また、Axsの弱いところもコールレンジにまわります。ブラフが増えた分はQxsもレイズに回します

3ベットにはかなりコールする印象ですが、ピュアな4ベットはQQ+とAKsのみです。

BTN,SB,BB

全体的にコールレンジが広くなりました。

また、SBvs BBのみ通常よりコールレンジがさらに広がっております。これはコールできるBB側がフロップ以降でもポジションを持つことが出来るからです。足りなくなったバリューはAKoやJJで補っており、
ブラフの4ベットとしてA2oやAToなど相手の5ベットやオールインに楽に降りられるハンド

で構成することを心がけてください。

マルチウェイvs3ベット

量が多いため、一部レンジ表のみ記載します。

マルチウェイになるとコールの選択肢がなくなり、ベットorフォールドになります。

コールしても再びオープンレイズした人にアクションが周り、5ベットの可能性があります。
そうなればまだEQR(期待値の実現性)があった投機的なハンドは5ベットや6ベットオールインには対抗できず期待値を失うことになります。

かなりネバブラ(ブラフのない)スポットにはなりますが、A5sとKTs,KJsがブラフとして残ります。
A5sは3ベットでも触れましたがEQRの高い良いハンドです。

私はKTsやKJsをブラフに回しておらず、逆に頻度のなかったK6sをブラフにまわしていたのでここにブラフがあったことに驚きました。

ベット額にも注目すると4ベットは本来3倍は超えないのですが、SBやBBからだとポジションがないので3倍を超える額が選択されています。
同様にSBの3ベットに対してBBが4ベットを仕掛ける際はポジションがあるので2.5倍ほどのサイズになっていますので、4ベットであっても3ベットの感覚は引き続き必要になります。

5ベット

5ベットはリングゲームで打つ際は100bbクラスになりますが、ディープであれば60bbくらいでも問題ありません。基本100bb前後を持つリングゲームだと、すでにコミットしてしまうので100bbを晒しています。

もはやAKoがブラフレイズであり、バリューの際はKK+との戦いになります

私はAKoのブラフは相手がAQsにどれだけコールしてくれるかで頻度を変えています。AQsをコールしてくれる相手でなければAKoはピュアコールでいいと思います。

また、コールの際はお互い25BBくらいになるので、ぎりぎり投機的なハンドもコールで参加します。

シチュエーションと相手により、覚悟を決めて
ブラフをするか、シンバリューを取りに行くか、ギブアップするかを判断していきましょう。

まとめ

プリフロップレンジを固めるため、ポジションごとにプリフロップアクションをおさらいしてきた記事は今回で一旦終了となります。

あらためて、BTN,SB,BBはアクションが複雑になり最近ポーカーを始めた方には難しいと思いました。

プリフロップの暗記は必須と言えるほどに必要なことではありますが、まずはポーカーの理解度に見合ったハンドレンジを習得することをお勧めします

プリフロップ以降のフロップはこちらをご覧ください

本サイトでは、プリフロップのアクションだけでなく、フロップ、ターン以降のポーカーの戦略や面白さをお伝えしています。

今後も記事を更新していきますのでよろしくお願いします。

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